日本発の抗酸化サプリメント「Twendee X」は認知症予防効果があるのか?軽度認知障害で改善しました。

サプリメント

 Twendee Xは日本で開発された抗酸化作用のあるサプリメントです。ビタミンC、コエンザイムQ10、コハク酸、ナイアシン、ビタミンB2などの成分が含まれています。抗酸化作用のあるサプリメントはビタミンC、ビタミンEが有名です。血管動脈硬化を抑制し、糖尿病や脳卒中の予防に期待されています。Twendee Xは認知症の前段階である軽度認知障害を改善させたという論文が2019年に出版され、認知症予防との関連性について注目されるようになりました。本記事ではTwendee Xが認知症にどのような作用を及ぼすのか解説します。

Twendee Xの成分

TwendeeXの成分

 Twendee Xの成分はグラフの通りです。ビタミンCが最も多く含まれています。ビタミンCは「ビタミンのサプリメントは認知症予防に有効か?」で解説した通り、抗酸化作用を持ち、アルツハイマー型認知症の発症リスクを低下させる報告がありました。ビタミンB2、コエンザイムQも抗酸化作用を持ちます。L-グルタミンは皮膚や筋肉の修復作用があり、L-システインはアルコールの分解や皮膚の生成効果があります。コハク酸、フマル酸はエネルギー源となり、疲労回復に関係します。ナイアシンはコレステロールやアルコールの分解に関わり、不足すると認知症の原因になります。Twendee Xは抗酸化作用が現在世界一であると発表されています。Twendee Xが認知症予防に関係するのはこの強力な抗酸化作用によるものと考えられます。

Twendee Xは認知症にどのような作用を及ぼすのか

アミロイドβ代謝経路

 認知症の代表的な疾患はアルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型認知症は、細胞から分泌されたアミロイドβタンパクが凝集し、凝集体となったアミロイドβオリゴマーが神経細胞を障害することで認知症を起こすと考えられています。酸化ストレス(活性酸素が過剰な状態)はアミロイドβタンパクの分泌を促進し、溜まったアミロイドβを排出する能力も低下させます。つまり酸化ストレスは脳内のアミロイドβをどんどん蓄積させるため認知症発症を早める危険因子となります。抗酸化物質は酸化ストレスを抑える作用があります。強力な抗酸化作用を持つTwendee Xはアミロイドβの分泌と排泄障害両方を抑制し、脳内のアミロイドβ蓄積を低下させることで、認知症予防へ導けるのではないかと考えられています。

Twendee Xの認知症予防効果と入手法

 2019年にアルツハイマー病モデルマウスにTwendee Xを投与すると、マウスの脳でアミロイドβタンパクの蓄積と神経細胞障害が減少したという報告がありました。

Clinical and Pathological Benefit of Twendee X in Alzheimer’s Disease Transgenic Mice with Chronic Cerebral Hypoperfusion

 また同じく2019年に認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の症例59人を対象にした他施設ランダム化二重盲検プラセボ対照前向き介入試験でTwendee Xを投与した群では認知機能を改善したという報告がありました。

Clinical Benefits of Antioxidative Supplement Twendee X for Mild Cognitive Impairment

 まだ小規模研究ですが、MCIで認知機能が改善したという報告は画期的です。ただし健常人に予防効果があるのかは不明ですし、強力な抗酸化作用が生体に全く影響を及ぼさないかも不透明です。今後大規模調査で同様の結果が出るのか、適応が症状のない中高年まで拡大するのか注目されます。

 Twendee Xはすでに商品化されています。現在は「オキシカット」という商品名で販売されています。

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