ふいに浮かんだアイデアはどこに記録すれば良いか?ジャストリフィルサイズのポケットシステム手帳がオススメです

手帳

 歩行中、仕事中、食事中にふいに良いアイデアが頭に浮かぶことがあります。また急に頼まれごとや参考になる情報を聞くことがあります。その時、覚えておこうと決意するだけでは5分後確実に忘れています。そのため情報を素早くどこかに記録する必要があります。記録する媒体について私が色々試行錯誤した結果、レイメイが発売しているジャストリフィルサイズのポケットシステム手帳に落ち着きました。この手帳の利点は、リフィルぎりぎりの大きさまで本体のサイズを縮小していることです。胸ポケットやパンツの後ろポケットから容易に出し入れが可能で、かさばり感をあまり意識しないのが特徴的です。「素早く取り出して情報を記録できる」「記録がバラバラにならず保管性に優れている」「溜まったリフィルは取り出して別の場所にまとめて保管することができる」という利点から本手帳を愛用しています。本記事では様々な媒体を試し、最終的にジャストリフィルサイズのポケットシステム手帳を選択した理由を解説します。

メモを素早くとる重要性

 日々生活をしていて、ふいにこれはいい考えだと思い浮かぶことがあります。しかし別のことに関心を向けている間にそのアイデアは薄れてしまい、更に別の行動を始めると完全に忘れてしまいます。これは記憶力が良い悪いの問題ではなく、作業記憶の限界からきているからです。作業記憶=ワーキングメモリとは、作業をするときに一時的に情報を蓄える記憶領域のことで、例えば暗算をする時、電話番号を書き留める時に使われます。この作業記憶は容量が少なく、新しい情報が入るとすぐに入れ替わってしまいます。そのため新しいアイデア、急な用事や約束事、役立つ情報を入手したとき、急いで記録をとらなければ情報の渦に巻き込まれ消えてしまいます。記憶術を学んだ人は作業記憶からエピソード記憶(出来事記憶)に変換して長期間覚えられる場合もあります。それでも思い出すという行為は思いの外、脳に負担を強いる作業です。できれば記憶は外部記憶に任せて、脳は情報のインプットとアウトプットに専念させたいところです。外部記憶はメモ帳、ノート、手帳、メモ用紙、ちらしの裏から、スマホのリマインダー、メモアプリ、Evernoteなど様々な媒体が揃っています。これらを活用して貴重な情報を記録し、知的生活をおくれるよう励みたいところです。

素早く取り出して情報を記録できる

 まずすぐに取り出せる簡便さを追求するとポケットからが一番早いと思います。かばんからでは出している途中で記憶が薄れる可能性があります。その点からノートや聖書サイズの手帳、タブレットは不利で、ポケットサイズの手帳、メモ用紙、スマホに軍配が上がります。更にポケットサイズ手帳のうちジャストリフィルサイズのポケット手帳はリフィルのサイズ限界まで縮小しています。標準のポケットサイズがW105 x H146 x D22mm、ジャストリフィルサイズがW86 x H136 x D15mmですので、この小ささは特筆ものです。

 次にアナログ入力とデジタル入力のどちらが良いかですが、これは使い慣れているのがどちらかという要素も関係すると思います。スマホとポケット手帳を例にあげると、デジタル入力の場合は、「ポケットからスマホを取り出す→画面ロックを解除する→メモアプリを起動する→フリック入力」という作業が必要になります。アナログ入力の場合は、「ポケットから手帳を取り出す→ページを開く→ペンを取り出す→メモ記載」という作業になります。デジタルは画面ロック解除とアプリ起動が律速段階になります。アナログ入力はページ開きとペンの取り出しが律速段階になります。ペンは手帳に挿しておけば取り出しを短縮できます。ページ開きはインデックスを挟むなどで時間節約に対応できます。個人的にはアナログの方が素早くメモをとれる印象ですが、デジタルも環境を整えば十分素早く記録することができます。

 デジタルで一番有利なのは音声記録ができる点です。手が塞がっているとき、入浴中、長文を記録したいときに活用できます。しかし一度はアプリを開かないといけない点、あとから記録を確認しづらい点、文章に起こし直す必要がある点を考えると私はまだ使いこなせていません。また相手と会話中にスマホを取り出して記録する行為は不真面目にとられるケースがあります。こういう誤解は早くなくなって欲しいところですが、人前でスマホを開く行為がマナー違反と解釈される風潮がまだ残っています。逆に手帳に記録する時は勤勉、熱心と思われるのと対照的です。この点からアナログ入力がまだ使いやすい印象があります。

記録がバラバラにならず保管性に優れている

 素早く取り出せるという意味ではメモ用紙に勝るものはありません。しかしメモ用紙は枚数が少ないと字が書き込みにくい点、バラバラになると紛失しやすい点がデメリットです。夜にスマホやノートにまとめるのなら良いのですが、忙しい日にそのまま放置すると見返されないままゴミになるリスクがあります。手帳なら数日書きっぱなしにしてもあとから時系列で探しやすい点から有利です。

溜まったリフィルは取り出して別の場所にまとめて保管することができる

 メモ書きが増えてくるとページ数も多くなります。そのため1年を目安に古い情報は別に保管するのが望ましいです。昔は「ダイゴーのアポイントダイアリー」を使っていました。この手帳はW63×H112mmと非常に小さく、携帯性では最強の記録ツールでした。しかし1年ダイアリーのため1年毎に新調していく必要があり、年始めで記録が途絶えてしまうのが問題でした。システム手帳の場合は古い情報(リフィル)だけを取り外すだけで良いので、情報の連続性を保てるのが強みです。

 以上の理由から私はジャストリフィルサイズのポケットシステム手帳を選択しました。使用しているリフィルは「マンスリースケジュール」「徳用ノート(5mm)」「カラーインデックス」のみです。余計なリフィルを取り外すことで軽量化しています。内ポケットにはもらった名刺を一時的に保管することもあります。5年近く愛用していますが、牛革はまだまだ綺麗です。今後、更にサイズの小さいシステム手帳が登場すればそちらを選択する可能性があります。例えば、サイズが「アポイントダイアリーミニ(W63×H112mm)」のシステム手帳が出れば、大喜びで購入するでしょう。サイズの更なる軽量化を期待しています。

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yshima脳神経内科医
認知症専門医の資格を持つ脳神経内科医です。 神経内科専門医・指導医、総合内科専門医・指導医、認知症サポート医。 M.D., Ph.D.