重症筋無力症の診断の要点
重症筋無力症(MG)は、2021年に診療ガイドラインが改訂される予定です。現在、ステロイドは高用量・長期の内服は予後改善に繋がらず、低用量服用が望ましいとされています。また症状再燃時はIVIg、ステロイドパルス、血漿交...
重症筋無力症(MG)は、2021年に診療ガイドラインが改訂される予定です。現在、ステロイドは高用量・長期の内服は予後改善に繋がらず、低用量服用が望ましいとされています。また症状再燃時はIVIg、ステロイドパルス、血漿交...
片頭痛急性期の治療は、軽度~中等度のときは、アセトアミノフェンやNSAIDsを用い、中等度~重度のときはトリプタンを用います。発作時は静かな暗い場所で安静にするか、冷却が有用なこともあります。今回、片頭痛の治療(発作時...
片頭痛の診断は二次性頭痛の除外と、片頭痛の診断基準に合致しているかを確認することが大事です。前兆は視覚性前兆が最も多く、通常5-20分かけて徐々に進展します。頭痛発作中に悪心・嘔吐・光過敏・音過敏のいずれかを満たす必要...
片頭痛は体動時の増悪、嘔気・胃のむかつき、羞明の3つが揃うと片頭痛の可能性が高いとされています。片頭痛薬は発症早期(4時間以内)に服用し、前兆と発作予防はミグシスが有効です。今回、片頭痛の予防・対応の要点を紹介します。...
片頭痛の最近治療として、ガルカネズマブが2021年4月に発売されました。CGRPを標的とするモノクローナル抗体で、三叉神経から放出されるCGRPをブロックし、片頭痛の発症を予防します。今回、片頭痛最新診療の要点を紹介し...
脳梗塞の予後は、血栓溶解療法・機械的血栓回収術・SCU・リハビリテーションなどの介入で改善が期待できます。また、脳卒中の再発リスクは、二次予防対策によって低減することができます。今回、脳梗塞後のリハビリテーションと予後...
脳梗塞の合併症で最も多いのは肺炎で、気管挿管や人工呼吸器を必要とする重篤な状態になることがあります。他には消化管出血、うっ血性心不全、深部静脈血栓症、肺塞栓症、尿路感染症などがあり、脳梗塞の予後に影響を及ぼします。今回...
脳梗塞の予後は、年齢・神経学的重症度・梗塞の大きさ・部位などで推測されます。心原性・動脈原性脳塞栓症は回復の予後が悪い傾向で、側副血行路や脳浮腫の存在も関係します。今回、脳梗塞の予後をまとめました。 背景 脳卒中は、...
中枢神経系原発性血管炎(PACNS)の治療は免疫抑制療法が中心です。しかし、いずれの治療法もプロスペクティブな研究は行われていません。そのため経験的に結節性多発動脈炎と同様の治療が行われ、ステロイドとシクロホスファミド...
中枢神経系原発性血管炎の検査は、感染症・全身性炎症性疾患・腫瘍の除外診断のため、血液・髄液検査・MRI・血管造影検査が必要です。確定診断のために脳・髄膜生検が推奨されます。今回、中枢神経系原発性血管炎の検査をまとめまし...