食生活の多様性は、日本人の海馬萎縮を予防する報告
食習慣と認知症の関連は以前から指摘されています。地中海料理が認知症予防に寄与する報告があり、緑黄色野菜や豆類の摂取が良いとされています。今回、日本から、食習慣と認知症の関連として海馬・灰白質の体積を経時的に調査した報告...
食習慣と認知症の関連は以前から指摘されています。地中海料理が認知症予防に寄与する報告があり、緑黄色野菜や豆類の摂取が良いとされています。今回、日本から、食習慣と認知症の関連として海馬・灰白質の体積を経時的に調査した報告...
アルツハイマー病(AD)の行動・心理症状(BPSD)はこれまで認知症末期の症状と考えられていました。しかし、最近の調査で認知症初期、軽度認知障害(MCI)でもみられることが判明しました。BPSDは認知症者・介護者とも負...
末期腎障害が認知症のリスクになる報告はこれまでもありましたが、若年~成人期に腎機能低下が続いても、認知機能低下のリスクになりうることが判明しました。今回の報告は約20年という長期の観察期間で腎機能と認知機能をフォローし...
レビー小体型認知症はパーキンソニズム、精神症状、認知障害、レム睡眠行動障害(RBD)など多彩な症状を特徴とする疾患です。現在、レビー小体型認知症に対する薬物治療は、認知機能障害に対してコリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジ...
高齢者・認知症者の拒食・食欲不振は様々な要因で起こります。高齢者は嗅覚・味覚の低下から食事が美味しく感じられなくなり、食事摂取量が減少することがあります。また社会的孤立や食事摂取の時間が長くなることでも起こります。アル...
新型コロナウィルス感染(COVID-19)の流行により接触制限と隔離措置が行われ、全世界で身体活動の低下とうつ症状の発症が懸念されています。特に高齢者はCOVID-19流行に伴う環境変化の影響が大きく、早期のサポートが...
若年性認知症は65歳未満の認知症者を指します。原因はアルツハイマー型認知症、血管性認知症が多いですが、前頭側頭型認知症や頭部外傷後認知症が多いのも特徴です。2009年より厚生労働省が「若年性認知症施策」を掲げ、1.若年...
抗コリン作用薬は動悸、便秘、イレウス、尿閉、緑内障、口渇、認知機能低下など様々な副作用があり、高齢者に慎重投与が求められている薬剤の一つです。特に欧米では抗コリン薬に対する注意喚起が広く行われています。今回、認知症患者...
認知症サポーターは、自治体が主催する「認知症サポーター養成講座」を受講することで取得できる資格です。認知症への理解を深め、認知症者やその家族を支援する目的でつくられました。1~2時間の講座を受ければ誰でも「認知症サポー...
施設入所中の認知症者が疼痛を自覚している割合は約6-8割と報告されています。認知症者は認知機能(特に言語能力)の低下から疼痛を自覚してもそれを介護者に伝えるのが困難であることが多いです。「認知症における疼痛の有病率と行...