ファブリー(Fabry)病の臨床的特徴と診断まとめ
ファブリー病は、α-ガラクトシダーゼA欠損によるライソゾーム病です。四肢末端の異常知覚、被角血管腫が特徴的で、重篤な合併症として心疾患、脳血管障害、腎障害があります。今回、ファブリー病の臨床的特徴と診断をまとめました。...
ファブリー病は、α-ガラクトシダーゼA欠損によるライソゾーム病です。四肢末端の異常知覚、被角血管腫が特徴的で、重篤な合併症として心疾患、脳血管障害、腎障害があります。今回、ファブリー病の臨床的特徴と診断をまとめました。...
子癇の治療は、母体の低酸素症と外傷の予防、高血圧・痙攣の治療が必要です。痙攣の再発防止には、硫酸マグネシウムが選択されます。硫酸マグネシウム療法は一般的な抗てんかん薬よりも安全で効果的であると報告されています。今回、子...
脳梗塞時の虚血性変化はトピックとなっています。血栓の種類と虚血性変化の要点を紹介します。また脳脊髄液の循環、介護保険、医師法の要点も紹介します。 血栓の分類 赤色血栓 赤血球、フィブリンに富んだ血栓(静脈血栓) 心原性...
子癇は、子癇前症(HELLP症候群を含む)や妊娠高血圧症の女性に新たに発症した全身強直間代発作や意識障害を指します。妊娠20週以降に起こり、MRI検査で可逆性後頭葉白質脳症と類似した所見を認めます。今回、子癇の症状・診...
脳小血管病(SVD)は6分類あり、動脈硬化性・アミロイド血管症・遺伝性SVDがトピックになっています。特にCADASIL, CARASILの病態・画像特徴は重要です。今回、脳小血管病の要点を紹介します。 SVDの病理学...
脳卒中は現在、日本の死因第4位ですが、寝たきりの原因第1位となっています。脳卒中・循環器病対策基本法が2019年12月に施行され、2021年より第二次「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」が策定されました。今回、脳卒中の疫...
今回、脳静脈血栓症、脳卒中の病態に関わる脳静脈洞、vascular unit、髄膜の構造をまとめました。特にNeurovascular unit、血液脳関門は最近のトピックになっています。 脳静脈洞の解剖 蝶形頭頂静脈...
脳動脈瘤の血管内治療としてFlow Diverterと呼ばれる頭蓋内動脈ステントが臨床使用されています。頸動脈狭窄に対しては、頸動脈内膜剥離術(CEA)と頸動脈ステント留置術(CAS)があり、CASは80歳以上の高齢者...
静注血栓溶解(rt-PA)療法は発症から4.5時間以内の脳梗塞患者に行います。発症時刻が不明な場合は頭部MRIでDWI-FLAIRミスマッチが認められた場合、発症4.5時間以内と想定して行うことができます。DOAC服用...
脳卒中専門医試験でポイントになりそうな話題について、最近のトピックを中心に取り上げます。今回はDOACの容量調節と卵円孔開存(PFO)による脳梗塞(奇異性脳塞栓症)のポイントを取り上げました。 (注)真偽が不正確な箇所...